-
勝根の由来
葛根(かつね)のことで、クズを取る根のことをいいます。また、それとは別に葛城山の麓だから葛根、つまり「根」は麓を指すところから、このように呼ばれたのではないかとも言われています。このように、「葛根」は二重の意味に当てられていますが、「勝根」は佳い字に変えるため当てられたものであるとも言われています。
-
春日若宮神社
水を司る神として古代人の崇敬の篤かった天押雲根命を祭神としています。
境内には力石があります。

-
力石
勝根には、古くから力石(男石、女石)があり、昔の村人はこの石で力自慢を競ったと言い伝えられております

-
厄除けぜんざい
関西では、節分の日に厄を分けてもらうために小豆を108人に食べてもらうといいと言われており、道行く人に赤飯やぜんざいを配る「厄除けぜんざい」という風習があります。
赤い色には邪気を払い、厄を除ける力があると信じられたことからぜんざいなどを親しい人に食べてもらい邪気を払おうと考えられてきました。
葛城市勝根では、厄年の男性が餅をつき、ぜんざいを作って村人に振る舞っています。
*節分の日が平日の場合、日曜日に振り替えて行っています。

-
勝根にある「お地蔵さん」
勝根のほぼ中央に位置する春日若宮神社の北東に位置する場所に「お地蔵さん」があります。
勝根の「お地蔵さん」には、次のような伝説が残っています。
それは松香石の自然石を三つ積み重ねて剣形にしてあり、村では日本、唐、天竺の土をもって作ったものといい、日本に三体しかないといわれているとかいないとか・・このお地蔵さんは、男女の子供のお地蔵さんでとても御利益が有るそうです。
-
歯神さん
当麻寺駅から少し東に歩くと勝根池があり、堤に松香石の自然石が一つあります。これが歯神さんで、歯痛をよく治してくださり、歯痛が治ると樹木を1本ずつ植えたので森になったとされ、この木を切ると歯痛がおこると伝えられています。